春と秋に発生が多いといわれるツツガムシ。今、ツツガムシに注意するように喚起されていますね。最近では、少なくなったツツガムシ病も、まだゼロではありません。
私がまだ結婚する前のことです。隣のおばちゃんが、ツツガムシ病にかかりました。
母がびっくりした表情で、「となりのおばちゃんが、ツツガムシ病にかかっちゃって、大変なんだよ!」
と、いつもになく慌てた様子に、私も「ツツガムシ病って、怖いんだ!」と思った記憶があります。
ツツガムシ病は、重篤になると死に至る場合もあるようです。日頃から注意しておきたいことをメモしておこうと思いました。
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ツツガムシ病が怖いと思った理由
ツツガムシ病は、ツツガムシに刺されて感染して起こるものでが、ツツガムシに刺されるのは、蚊に刺されるのとは、ワケが違うんですね!
DICを起こし多臓器にもダメージ
まず、DICを起こすというのが怖いです!
私は医療従事者なので、DIC症候群の患者さんを幾人かみてきた経験があります。ツツガムシ病に刺されて感染すると、この怖いDICの状態になってしまうこともあるなんて、ほんとに空恐ろしい!と思いました。
さらには、血管系がダメージを受ければ、当然、腎臓や肝臓心臓にもダメージは行きますよね。治療が遅れると、大変なことになります。こうなる前に、前段階の症状のうちに、病院を受診するべきですね!
高熱も辛い
ツツガムシに刺されて感染すると、39℃~40℃の高熱と、頭痛、全身の発疹、リンパ節腫脹などがみられるようです。
この症状だけでも、かなりつらいです。風邪症状とは明らかに違うとは思うのですが、
風邪かな?と判断してしまうのも、命取りになってしまうかもしれないですよね。
草むらや森林、山などにいったあとに、こんな症状が出たら、要注意。様子を見ずに、すぐに病院に行かないと、さらに重症化するおそれもありますね。
ツツガムシの生息地と感染しないためにやれること
ツツガムシは、どこに棲んでいるのでしょうか。感染しないために注意できることは?
ツツガムシの生息地
ツツガムシにも種類があえうようですが、ほぼ日本全国に生息しているようです。
特に、山間部、山林、藪、草地などに生息。
刺すのは幼虫のみ。春と秋に発生が多くみられるようです。
ツツガムシに感染しないために!
ツツガムシが生息するような場所に行くときこそ、注意が必要ですね!
山林や草むらなどに行った時は、長時間寝転がったり、座ったり、衣類を草むらの上に置かないようにする。
肌の露出を避ける。長袖、長ズボン、長靴、手袋を着用する。
ツツガムシを寄せ付けない有効成分が入った虫よけ剤を使用する(肌が露出した部分や衣服の上から使う)
帰宅後は、外で衣服を脱ぐ(ビニール袋などに入れておく、すぐに洗濯するなどして、家の中でバサバサしない。)
すぐに入浴して、身体全体をチェック(虫がいないか、黒いかさぶた上の刺し傷がないか)
万が一、ツツガムシ病の症状がでたら、すぐに病院を受診。
※刺された箇所は、独特の黒いかさぶた。かなり特徴的ですね。
犬や猫はツツガムシに刺されたらどうなる?
犬や猫もツツガムシに刺されることはあります。皮膚炎をおこしたりすることはあるものの、人間のように重症化はしないようです。
ツツガムシは、とても小さいですが、犬や猫に虫らしきものを見つけた時は、むやみに手でさわらずに、ピンセットなどでとるようにすると危険がなく済みます。
犬も、山林や草むらに行くときは、事前にダニ駆除剤を使用しておくのもひとつの対策ですね。
まとめ
ツツガムシは、感染して重症化することもあり、とても怖い虫です。でも生息場所や注意しておくことを知っておけば、むやみに怖がることもなくて済みます。
アウトドアで楽しむ時は、ツツガムシやダニなどの危険性もあることを知りながら、しっかりと準備をしてから出かけたいと思います!
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今思えば、ツツガムシ病に罹った近所のおばちゃんは、よくなってほんとによかったです。
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